いよいよ、マスターNLPのプログラムも最終日を迎えました。
朝イチで筆記試験を終えて、
肩の荷が降りた私たちに、
またもや楽しいエクササイズが待っていました。
それは、
アーチェリーで的の中心を射抜く
というチャレンジです。
ここでの学びは、この2つでした。
✔️モデリング
✔️TOTEモデル
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弓を手にした私たちに、
マイケルは簡単にやり方を教えてくれます。
✔️弓の持ち方
✔️矢の先と的を重ねて見ること
そして、まずはマイケルがやってみせてくれるのですが、
私はそれを見て、
次に同じように再現できるように観察をします。
✔️矢を引く手は頬に近づく程度まで
ここでちゃんと見ていなければ、
「矢は胸のあたりまで、かなり手前に引く」
というのが私のイメージだったので、
きっと、ムダに力を使ってしまって、
的の中心を射抜くまでに腕が疲れて
諦めてしまっていたかも知れません。
ちゃんと
見て、聞いて、真似ること。
モデリングは再現性が高くできるまで
細かい点まで観察することが重要です。
***
実際に、まずはやってみます。
最初から、的の中心近くに当たりました。
「おぉ!!」
文字通り、”的外れ”な人もいたので、
最初の1本目から”当たり”だったのは
とても自信に繋がりました。
私は、ファイアーウォークの時にも体験したように、
瞬時に集中力を高めることが得意です。
恐らく、他の人よりも、
その能力が高いと思います。
2本目も、3本目も、
的の中心近くに当たります。
しかし、肝心の中心部分には、
すぐには当たりませんでした。
ギャラリーからは
「あぁ〜。(惜しい…)」
という声があがります。
でも、マイケルは言いました。
「もし惜しかったとしても、
”あぁ〜”という落胆の声は出すな。
自信を持たせるような声掛けをするんだ。」
そこからは、仲間たちは誰も
落胆の声は出しませんでした。
そして、どんな場合においても、
相手を勇気づける言葉がけをしていきました。
そして、マイケルが私の横で言いました。
「OK MASAKO , You can do it !!」
この言葉で、
私の集中力がMAXになり、
視点が矢先と的の中心を確実に捉え、
そして、的の中心を射抜くことができました。
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私が集中に入るまでのプロセスは、
以下のような流れで再現できます。
#1 リラックスする
#2 体幹を整える(ストレッチする)
#3 息を吐く
#4 視点の先に集中(他の情報をシャットアウト)
そして、
どのレベルの集中の度合いでいると、
矢がぶれずに的の中心を射抜くことができるのかを、
体験的に学ぶことができました。
ギャラリーの声を意識してしまって、
集中力を自分で高めようとしながらも、
中途半端なレベルで矢を放った時には、
矢先が最初からぶれていることが分かります。
***
さらに、
このエクササイズは
ひとつのメタファーでもありました。
私たちが、
本当に自分が欲しいと思うものを
必ず射止めるにはどうしたら良いのか??
この体験を思い出すことができれば、
自分が欲しいものを必ず射止めるための
集中力の使い方を知ることができます。
そして、
周囲の環境を整え、
集中力の度合いをMAXまで上げることができれば、
必ず射抜くことができる
ということを、教えてくれます。
マイケルはまた、
インパクトのある体験を通してのみ、
人は学ぶことがことができるということを示してくれました。
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〜あとがき〜
マスターNLPのプログラムには
とても分厚いテキストが用意されていました。
このブログには、
私にとってパラダイムシフトが起きたと言ってもいいくらい、
特に大きな気づきがあったものだけを抜粋して書きましたが、
ほとんどがテキストには書かれていない、
体験を通しての学びでした。
だから、マイケルはわざわざ、
タイでこのプログラムを開催します。
日本のセミナールームでやっても、
ここまでのインパクトを演出できないからです。
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タイでのこの7日間は、
本当にマジックモーメント(魔法のようなひととき)でした。
今回の旅で学んできたことを、
日々の生活の中でふたたび学び直しながら、
真の実践者として、
もっともっと成長していきたいと、
そう思います。
この旅に至るまでに
関わってくださった全ての方に、
こころから、感謝しています。
ありがとうございました。
▽おすすめの本:マイケル・ボルダック/著