恋するように生きる、LIFE SHIFT

自分だけの人生を豊かに紡ぐコミュニケーション術

みんなから好かれる!ビジネスコミュニケーションの3つのテクニック

みんなに好かれるなんてことはあるの?

今日は上司と一緒に、あるカンファレンスに参加してきました。

 

上司のTさんは、NLPプラクティショナーという点においても先輩で、

Tさんのみんなに好かれるコミュニケーションは

本当に美しいなと惚れ惚れするほど、私には完璧に見えます。

 

今日は、そんなTさんと一緒に外出する機会を得ることができたので、

徹底的に勉強させてもらおうと思って、楽しみにしていました。

 

よく、マーケティングの世界でも、心理学の世界でも、

「全員に好かれようと思わない。」と言われますが、

Tさんは、私が見る限り、本当にみんなから好かれています。

 

みんな、好きな人と仕事がしたいので、

Tさんはいつも大忙しです。

 

上手なコミュニケーションの3つのポイント

今日のカンファレンスでは、

同業他社の方が同じテーブルを囲う形で席が配置されていました。

 

テーブルにたどり着くまでの間にも

主催者側の要職に就く方々からお声掛けいただきます。

 

でも、

このコミュニケーションはとってもフランクです。

 

どうやら、

その方々が今のポジションに就く前からの知り合いのようです。

 

協業関係の中で、ともに土台を作り、

その土台があったからこそ、互いに今のポジションがある、

 

まさに同志といった関係性でした。

 

(いいな、かっこいいな…)

 

やっと、用意されたテーブルに近づきました。

 

すると、

私たちに気づいたある会社の担当部長さんが近づいてきました。

 

「どうも!なんか偉くなったみたいだね!」

「いやいや、偉くなんかなってないですよ。助けてくださいよ。」

 

同業他社ということは、全員が競合関係にありますが、

ともに市場を拡大していく上では、同志とも言えます。

 

業界内でのポジショニングはありますが、

それぞれに強みがあるので、

売上規模に関係なく、学ぶべき点は各社にあります。

 

Tさんは、自社の優位なポジションを活かしつつ、

相手を立てながら、上手に情報を引き出していきます。

 

今日、隣で観察していて、3つのポイントを見つけました。

 

✔️ 相手との物理的な距離が近い

✔️ その人にだけ、特別そうに話す(コショコショ話)

✔️ 権威性を発揮しながら、仲間であることを主張する

 

1.相手との物理的な距離が近い

Tさんは、きっと無意識のようなのですが、

誰と話す時も、相手との物理的な距離がとても近いという特徴があります。

 

相手が男性であれば、肩にポンと手を乗せたり、

ボディタッチもします。

 

物理的な距離と連動するように、

話し言葉も、丁寧だけど、心地良い程度に口調を崩します。

 

なんだかお友達のように話すのです。

 

2.その人にだけ、特別そうに話す(コショコショ話)

さらには、ただでさえ距離が近いのに、

その人にだけしか聞こえないような小さな声で、

相手がちょっと嬉しくなるようなことを話題にします。

 

これによって、グッと親密感が増しますし、

なんとなく、2人だけのヒミツにしておきたくなって、

逆に言うと、

Tさんにだけは、色んなあれこれを話したくなってしまうのです。

 

3.権威性を発揮しながら、仲間であることを主張する

最後には、自社の強みとも言える各省庁とのネットワークや

先行している取り組みについて、

相手が理解しているかどうか関係なくお伝えし、権威性を発揮します。

 

そして、

「この取り組みを推進していくには、みなさんの力が必要ですから」と、

互いに仲間であることを、相手にお伝えするのです。

 

単に競合他社と捉えてしまうと、

どこかよそよそしく、互いに探り合いの状態になりますが、

Tさんに手にかかると、みんなTさんについていきたくなるのです。

 

前提として必要なこと

Tさんのテクニックをモデリングするために必要な前提があります。

 

✔️ 各社のポジショニングを理解しておくこと

✔️ 各社の戦略とその状況を知っておくこと

✔️ 各社のアライアンス先を把握し、距離感を理解しておくこと

 

一朝一夕には、ここまで到達しません。

 

どれだけ情報に敏感になっておくか、

どれだけ相手に興味を持っておくか、

常にアンテナを貼っている必要があります。

 

小手先のテクニックだけでなくて、

日頃からきちんとした土台を作っていきながら、

直接の接点が生まれた瞬間に、チャンスを作っていく。

 

そんなことを先輩から学ぶことができました。

まずは、できることからやってみようと思います♡

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