恋するように生きる、LIFE SHIFT

自分だけの人生を豊かに紡ぐコミュニケーション術

影響力を発揮する側に立つということを先に決める

今日は、久しぶりにあるコーチング会社での
基礎セミナーに参加してきました。

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何に時間を割くのか?を決めるのはとても大事

以前の私は、
誘っていただいたイベントには
ほぼ足を運んでいました。

 

でも最近は、
何に時間を割くのかということを、
とても慎重に選ぶようになりました。

 

やりたいことは沢山あるのに、
時間は有限だからです。

 

人生で何を成し得たいのか、
それらにどれだけ時間を割くことができたのかが、
とても大切だと考えるようになりました。

 

今日、参加してきたコーチング基礎セミナーは、
もし、ただ単純に、誘われていたら、
お断りをしていたと思います。

 

というのも、扱う内容は、
ひらがなの書き順を習うような
基礎の基礎で、

 

もちろん基礎の基礎は
とっても大切で、これを怠ると
かなりのしっぺ返しをくらうのですが、

 

誰から学ぶか?ということも
かなり大事で、
今回は、講師の質という点において
足を運ぶのを躊躇しました。

では、なぜ参加してきたのか?

 

それは、
恩返しをしたかったから。


私は様々な場所でコーチングを学びましたが、
いつまでもお金を払う側、
つまり、受講生やクライアント側ではなく、

 

お金を頂戴する側、
つまり、コーチングをする側に立つ、
ということを後押ししてくださった
唯一の会社だったからです。

 

今回の基礎セミナーに、
新しい方が参加されるので、
アシスタントという立ち位置で、
中に入って欲しいというのが私に対してのリクエストでした。

 

今回は、報酬が発生する訳ではなかったので、
セミナーにかかる、その6時間は、
純粋に“貢献”の時間となりました。

 

 

時間を最大限に価値のあるものにするのは自分

参加すると決めたのであれば、
その時間を最大限に価値のあるものにするかどうかは、
自分自身にかかっています。

 

講師の質はもはや関係ありません。

 

私は、決めました。

「今日1日、
“目の前の人に何を与えることができるのか?”
“どんな貢献ができるのか?”ということにフォーカスして、
その場にいる方に、影響力を発揮する」

 

これが、
今日1日の、私の目標になりました。

 

私には尊敬しているコーチがいて、
その方であれば、
こう考えるだろうと思ったのです。

 

今日お会いするどなたかに、
同じように影響力を発揮することが
できたらいいな、と考えました。

 

 

第一印象の力強さ

今日、私のお隣に座られたのは、
ある大きな商社で働く管理職の方で、
「部下に人事部に駆け込まれた」という方でした。

 

私がセミナールームに入った時から、
その方は、オーラを発していました。

 

どんなオーラかと言うと、
「近づきがたいオーラ」です。

 

“ こわそうだな〜 ”

“ 何話せばいいんだろう ”

 

一瞬で心の中に、
こんなつぶやきが出てきます。

 

もう1人、別の新しい参加者の方もいましたが、
日本料理店で働くシェフの方で、
表情はにこにこ笑顔で、
誰からも話しかけやすいオーラを持っていました。

 

とても対極的な
第一印象をお持ちの2人でした。

 

私は、コワモテの管理職の方の隣ということで、
席が指定されたので(笑)
よ〜し、どうしたらこの方に信頼してもらえるかな!
と考えました。

 

コーチングの4つのタイプ分け

人のコミュニケーションタイプを分類する、
コーチングの4つのタイプ分けというものがあります。

✔️ コントローラー

✔️ アナライザー

✔️ プロモーター

✔️ サポーター

 

この中で言うと、コワモテ管理職の方は、
「コントローラー」×「アナライザー」だろうと、
まずは当たりをつけました。

 

最近、自分がどのタイプなのかは診断していないのですが、
以前の私は「コントローラー」×「アナライザー」だったので、
以前の自分の資質を使えば、
この方と仲良くなれるな、と思いました。

 

最近、かなり自分自身も変わってきたので、
昔の自分の資質をもう一度引き出すのは、
ほぼ演技のようでしたが、とても面白い経験でした(笑)

 

その方の姿勢を見ると、
椅子の肘掛けに体重を掛け、
腕組みをしながら座っていたので、

 

ペアワークの時は私も、
同じように肘掛けに重心をかけて、
ミラーリングをしました。

 

この姿勢の取り方も、
「コントローラー」×「アナライザー」の特徴です。

 

自己紹介の情報もかなり参考になりました。

 

最初のワークに
「自分はどんな人間だと思っているのか?」
「まわりの人は自分のことをどういう人だと思っているのか?」
という質問があり、

 

それを隣の人とシェアをする、
という時間がありました。

 

その方は、こう書かれていました。

✔️ 感情的

✔️ 曖昧なことが嫌いで白黒はっきりしていることを好む

 

やはり、これも、

「コントローラー」×「アナライザー」の特徴です(笑)

 

もしこれを、真逆の資質の方が見たら、
怖じ気づいていたかも知れません。

 

“ やっぱり、こわいよ〜 ” って。

 

でも私はこれを見て思いました。

 

あぁ、情熱的な方なんだな。

 

 

典型的な鎧を着た企業戦士

ともに時間を過ごすにつれ、
コワモテ管理職の方が、本当はどんな方なのか、
ということが分かってきました。

 

そもそも、
「部下に人事部に駆け込まれた」と言っても、
それを素直に受け入れて、
コーチングセミナーに足を運ぶなんて、
どれだけ真面目で真摯な方なんでしょうか。

 

多くの方は、
「俺は何にも悪くない!」
「最近の若いヤツは基本がなってない!」
なぁんて言って、終わってしまいます。

 

コワモテ管理職さんは、
本当は繊細な心を持った、
だけど、
普段は鎧を着た企業戦士だったのです。

 

その方が、
いかに繊細なセンサーを持っているかは、
ランチに出掛けた時に分かりました。

 

ランチの時間には、
何気ない会話が繰り広げられますが、
その時も、
話し相手が無意識に反応されたことにも、
気遣いをなさっている姿がありました。

 

多くの人が受け流してしまう相手の反応に気づく、
この方は、本当に賢くて、
人を見る力のある方だ、ということが分かりました。

 

 

「まずは自分がコーチングを受けてみたい」

いくつかの講義と実習を経て、
いよいよセミナーも終わりの時間となりました。

 

振り返りの時間、
今日、どんな学びを得たのかを
シェアする時間があります。

 

この振り返りの作業が、
このセミナーのクライマックスと言っても
いいと思います。

 

どんな学びを得たのか、
私はとっても興味津々で、
コワモテ管理職さんの言葉を聞いていました。

 

「今日、先生に教えていただいた内容は、
正直に言って、“ 目から鱗 ”というものは一つもなく、
当たり前のことばかりでした。

 

でも、その当たり前のことをやる、
というのが一番難しいのだと思います。

 

自分がコーチングスキルを
身につけたいというよりは、
まずは、
自分がコーチングを受けてみたいと思いました。」

 

私はこれを聞いて、
本当に嬉しくなりました。

 

だって、
コーチングを受けたいと思うだなんて、
この方の信頼を勝ち得たと言っても
過言ではないと思うのです。

 

はぁ〜、嬉しいな。

 

これが自分のフィールドであれば、
もう、営業完了ですね(笑)

 

そのまま、
お客様になってくださったでしょう。

 

私の今日のこの目標は、
達成できたのかなと思います。


「今日1日、
“目の前の人に何を与えることができるのか?”
“どんな貢献ができるのか?”ということにフォーカスして、
その場にいる方に、影響力を発揮する」

 

 

ともに過ごす全ての方へ影響力を発揮する

今日の参加者の中には、
当時、一緒に学んだ仲間もいました。

 

私より年齢は少し先輩ですが、
セミナー後にこんなメッセージをくださいました。

 

「今日は久しぶりに会えて
とても嬉しかったです。

前回会った時よりも、
とてもとても素敵になっていて。

ますます素敵な女性になったなと、
いい女雰囲気が出ていたなと感じました。

なんか幸せな感じがしました。
ありがとうございます。

これからも、よろしくお願いします(^^)」

 

仲間からこんなメッセージを
もらえるなんて、
とても光栄なことです。

 

人は皆、それぞれに影響し合って、
生きています。

 

私も同じです。

 

誰と一緒に過ごすかは、とても大事。

 

自分が、
「この人から学びたい!」
「この人からパワーをもらいたい!」
と思える人の近くにいます。

 

だから、もし、
今日、自分が影響力を与える側に立つと決めて、
それができたのだとすれば、
少しはお役に立てたのかな、と思います。

 

みなさんは、今日、
誰に、どんな影響を与えられる人になりますか?

 

ポジティブな影響も、
ネガティブな影響も、
与えることができます。

 

だとしたら、
どんな振る舞いをし、
どんな言葉がけをし、
どんな姿を魅せることができるのでしょうか(^^)?

 

素敵なエネルギーの循環が
生まれたらいいなと思います。