今、タイに来ています。
まるっと１週間、滞在予定です。
私の師匠である、マイケル・ボルダック氏の自宅で、
NLP（神経言語プログラム）のマスターコースを受講します。
今回、飛行機を手配するのが遅かったので、
直行便は高すぎて手が出せず、
今回は香港経由でバンコク入りしました。
おかげで、
香港行きの飛行機の中で、とても面白い出会いに恵まれました。
左隣の席は日本人男性で、
通路を挟んで向こう側のシートに、奥さまとお子さん２人がいました。
お子さんも簡単な英語が話せていたので、
おそらく駐在員のご家族だと思います。
右隣の席は、インド人男性が座っていました。
彼の名前はシッカー。
離陸してから間もなく、
私を含めて３人は、それぞれ読書をしたり、
外を眺めたり、各々で時間をすごしていました。
そこで、ドリンクサービスがまわってきます。
通路に近い日本人男性の分からオーダーを取っていきます。
私はコーヒーを頼みました。
コーヒーはワゴンにのせていなかったので、後で持ってくると言われました。
さいご、窓際に座っているシッカーのオーダーはコーラでした。
でも、少し距離があって、CAはあまり聞き取れていません。
もう一度聞き直した後、「Water？」と言ったので、
私はその時点で、
オーダーがちゃんと通っていないことに気づきました。
・・・
CAはもう一度私を見て、
「コーヒーを持ってくるまで、別の飲み物は何にする？」と
聞いてきたので、私はコーラを頼みました。
・・・
コーラがコップに注がれます。
そのコップを私に手渡してくれました。
そして、その後、水を取り出したので、
やっぱり！と思って、私はCAに言いました。
「彼もコーラを頼んだから、コーラをちょうだい」
そして、
自分が先に受け取ったコーラをシッカーに渡しました。
シッカーは「ありがとう」と言って受け取りながら、
「これ僕の？あなたのじゃないの？いいの？」と聞いてきたので、
「あなたもコーラ頼んだよね？」と確認し、
「うん」と頭を縦にしたので、「先にどうぞ」と言いました。
・・・
CAはこのやり取りを見ていて、
「窓際の方の声がエンジン音で聞き取りづらくて、ごめんなさい」と
きちんと一言添えていました。
・・・
そこからシッカーは、
安心して私に話しかけてくれました。
なぜ日本に来たのか、
仕事は何をしているのか、
これからのキャリアをどう考えているのかetc.
彼の英語は、典型的なインドなまりだったので、
聞き取りにはとても苦労しました。
シッカーはそれが分かったので、途中から
紙ナプキンに図や文字を使って説明
してくれました。
そこから、
私たちのコミュニケーションの質は格段にあがって
仲良くなることができたのでした。
・・・
香港に到着した後、
私はバンコク行きの飛行機に乗り継ぎ、
彼はダリー行きの飛行機に乗り継ぎ。
ダリーへの便はまだ搭乗ゲートが決まっていないくらい、
待ち時間があったので、
シッカーはバンコク行きの搭乗ゲートまで送ってくれました。
慣れないトランジットも、２人だったから心強い。
そう、思いました。
最後に、一緒に写真を撮って、
「またいつか、どこかで会おうね、ありがとう。」
と、握手をして別れました。
その後、ちゃんとfacebookで繋がって、
写真を送ったり、メッセージのやりとりをしています。
・・・
旅っておもしろい。
こういう偶然の出会いがある。
でも、何を起こすのか、
何を引き寄せるのかは、自分次第。
どんな時でも、
相手を大切にしたり、
向き合う姿勢を持っていれば、
それに反応して相手も心を許してくれる
って、思いました。
さて、これから１週間、
どんなことが待ち受けているのか、本当に楽しみ。
